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概要:「NARUTO」女性向け二次創作テキスト共同サークル企画・連絡所  傾向:うちはイタチ×うちはサスケ

28:原作沿い

原作沿い
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 日に日に眠りが浅くなる。
 だが不思議と思考は澄み冴えた。
 術後の布さえなかったら、この兄の両眼は爛々と赤く燃えただろう。
 木の葉の里に侵入を果したら、まず一人を斬る。斬り終われば二人目に手を掛ける。
 上層部は奥深い。異変有りと知られたら警護はより一層厳重になる。
 だから、まず上役を殺す。確実に殺す。
 それから火影を手に掛ける。与する上忍も、中忍も、下忍も同様だ。
 あの里は斬って捨てるだけの価値しかない。
 こんなオレを手傷を負った獣のようだと評する者もいるだろう。だが、傷を負ったのはオレじゃない。兄さんだ。オレの兄さんが手酷い傷を里から負わされた。
 また、オレを飢えた獣のようだと言う者もいるだろう。だが、本物の獣は必要以上の糧は獲らない。だから、オレは獣じゃない。
 復讐者だ。
 オレはよく斬れる刀でいい。里を切り捨てる刃であれば、それでいい。
 他にはもう何もいらない。
 
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兄さんの眼を移植後。この辺りは追々「雨の時に」シリーズで鬱々と書きたいものです。
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