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ドルオタ兄さん×アイドルサスケの世界にダンゾウ戦後の闇落ちサスケが飛ばされてきました。
「まずは一人目だ。兄さ・・ん?」
ここはどこだ?さっきまで俺はダンゾウと戦っていたはずなのに見たこともない部屋に俺はいる。ベッドと机、その上にはテレビのような四角い箱。そして壁にはポスターが貼られている。
「サ・・スケ?」
呼ばれた声に振り返るとそこには・・
「イタチ!?」
そう、イタチがいた。
なんか変な格好の。Tシャツ、デニムってラフすぎるだろ・・
「え、あ・・・ええ?!どうしてサスケがここに?いや、俺は夢でも見ているんだな。そうだ冷静に考えてサスケがこんなところにいるはずないじゃないか。彼は今を時めく超人気アイドルグループなんだぞ。いかんな。俺。サスケが好きすぎてとうとう幻が見えるようになってしまったのか・・まずいな・・」
なんだかぶつぶつつぶやき始めた。こっちは聞きたいことが山のようにあるのに。
「おい!イタチ!なんでこんなところにいる!ていうかここはどこだ?!アンタは死んだはずじゃなかったのか!!」
そうだ死んだはずだ。あの時、イタチは俺と戦って最後の力を振り絞って俺に瞳力を注ぎ、力尽きて死んだはずだ。だから今俺はこうして復讐者になっている。
「えっと・・その、あんまりいっぺんに聞かれてもな。まず、俺がここにいるのはここが俺の部屋だからだ。死んではいないがサスケが部屋にいるというだけで天にも昇りそうな心地だよ」
「は?」
俺の部屋?
ここはつまりイタチが暁に入った時に使っていた部屋ということか?それにしてはえらく生活感がある・・
「それにしても・・すごい傷だな。特殊メイクだよな。すごいな・・」
そう言ってイタチは俺がダンゾウと戦って負った傷をまじまじと見てきた。何がそんなに珍しいのか・・アンタならこれくらいの怪我なんて見慣れてるはずだろう・・
いや、そんなことより・・
「イタチ・・・本当にイタチなんだな?」
俺はイタチの腕を掴む。温かい、体温を感じる。間違いない。幽霊でも幻術でもない。兄さんなんだ。
「ああ、確かに俺はうちはイタチだが・・どうして俺の名前を?」
「何を言ってるんだよ・・アンタは俺の兄さんじゃないか・・」
「えっ?!!待て、他人のはずだ。これは・・ドッキリなのか?新しいファンサなのか?サスケ」
「他人だって?!どこまでシラをきるつもりなんだよ!アンタは!」
思わず腕を掴む手に力がこもる。イタチが「いててててててて・・」と間抜けな声を上げた。
「シラをきるもなにも・・俺はただの一ファンだよ。お前の」
「ファン?何を言ってるんだ?チャクラ使いすぎて頭がおかしくなっちまったのか?」
「つまり、なにがあってもサスケのことを愛してるってことだよ(ファンとして)」
「!!!???」
「あ、もちろんお前のことが大好きな人は大勢いるからな。俺が一番お前のことが好き、みたいな言い方は良くないかもしれないが・・」
「なに言ってんだよ!俺にとってもアンタは特別だ!!特別に大切な存在だったんだ!!」
俺はがっちりとイタチの手を握った。イタチは目を白黒させて「だ、だめだ!サスケ!!アイドルがそんなに軽率にファンに触っちゃ・・!!」とあたふたしている。ちょいちょいイタチの言語機能がおかしなことになるが気にしないでおこう。
「なあ、兄さん。聞かせてくれるよな。あの日のことを・・兄さんがなんであんなことをしたのか、しなきゃいけなかったのか」
顔を近づけるとイタチは顔を真っ赤にして後ずさったので、俺はより強くイタチの手を握った。
逃げようだなんてそうはいかない。
絶対に絶対に逃がさない。
アンタの口から真実を聞くまで。絶対にな!
このまま会話は噛み合わないけど何となくうまくやっていきそうな二人。