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概要:「NARUTO」女性向け二次創作テキスト共同サークル企画・連絡所  傾向:うちはイタチ×うちはサスケ

45:大学生兄さん(22歳)×高校生サスケ(17歳)

 

 

 

たまたま駅でばったり出会った。

雪もちらつく日だというのにサスケはマフラーだけを巻いて鼻を赤くしていた。

「どうしてコートを着て来なかったんだ?」と聞くと「急いでたから・・」とぶっきらぼうに言った。

ポケットに手を突っ込んで歩くものだから時折肩から鞄がずり落ちそうになっている。

「サスケ」

数歩先を歩くサスケにちょいちょいと手招きすると意外とあっさりこちらへやってきた。

「なんだよ」

寒いから早く家に帰りつきたいのだろう彼は少々不機嫌だ。

サスケのポケットにつっこまれた左手を引き抜いて、イタチのコートの右ポケットに誘った。

「なっ?!」

「こうすればあったかいだろ?」

「ばっ・・かじゃねぇの・・!!」

顔を赤くして悪態をつく口とは裏腹に、ポケットの中の手はぎゅっとイタチの手を握り返した。

 

 

『冬が寒くてホントによかった』



冬といえばバンプの「スノースマイル」が聴きたくなります。
「君の冷えた左手を僕の右ポケットにお招きするためのこの上ないほどの理由になる」っていうのが素敵です。
そんなわけでサスケの左手を兄さんの右ポケットにお招きしていただきました。

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