07:うちはフガクの受難_小ネタ2(暗部21才イタチ×中忍16才サスケ) 【108企画】式 2013年11月26日 木の葉平和パラレル「うちはフガクの受難」小ネタ ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ■以下、ほぼ無表情で進む兄弟の会話 「今回の任務は案外早く終わったんだな、兄さん」 「ああ、おかげで少し自由な時間も取れた。これはお前への土産だ、サスケ。取っておけ」 「土産?随分気の抜けた任務だな。アンタ、暗部の分隊長だろうが」 包みを受け取り、溜息半分のサスケ。 「開けてもいいか?」 「お前のものだ。好きにするといい」 がさがさ。 「…兄さん、これ」 「懐かしいだろう?」 中から出てきたのは、小さい頃サスケが持っていた怪獣のぬいぐるみ。 「つい露店で見つけて買ってしまった」 「十六の弟に買ってくるなよ、こんなもん」 手に取りしげしげ見つめるサスケ。 「それに…あれより少し小さい気がする」 「そうか」 「一回りほどな」 「それしかなかった」 「いや、べつにいいけど」 「そうか」 「そうだ」 片腕で頬杖をつき、もう片方の手でサスケの手の中の怪獣のぬいぐるみを撫でるイタチ。 「それじゃあ、あいつの弟にでもするといい」 「…押入れから出しておく」 「そうか」 「そうだ」 目が合って、ふたりは「フッ」と微かに笑い合った。 in お昼時の木の葉食堂 ■たまたまごはんを食べに来ていたカカシ先生とガイ先生 「はっはっはっ!まさに青い春!甘酸っぱい青春だなあ!なあ、カカシよ!」 「…兄弟で甘酸っぱくてどーするの」 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- こういう話になりきれなかったネタが山ほどあるので、これ幸いとばかりがんがん蔵出し中。 PR