18:木の葉平和パラレル(暗部18才イタチ×下忍13才サスケ) 【108企画】式 2013年12月03日 木の葉平和パラレル 暗部18才イタチ×下忍13才サスケ --------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「イタチー、母さんちょっと手が離せないから、サスケのお口の中を見てやってちょうだい」 夕飯の片付けをする母の代わり、弟の歯磨きを見てやるようになったのは随分昔のことだ。 「サスケ。あーってしてごらん」 「あー」 「次は、いー」 「いー」 口の中を覗き込み、「うん、よく磨けているよ」と頷くと、なんでも一人でやりたがりの弟は、こんなことでも大いに喜んだ。 それからは「あー」と「いー」の繰り返し。 サスケは歯を磨くたびにイタチのところへやって来ては、 「あー」 「いー」 と口を開いてイタチに褒められるのを待っていた。 * * * 洗面台に並んで二人、先に口を濯いだサスケをイタチが歯を磨きながらじっと見ていると、 「なんだよ、じろじろ見やがって」 ぎろり睨み返される。 歯ブラシを咥えたままのイタチは、なんでもないと肩を竦めた。 「…ふん」 と、鼻を鳴らし洗面所を出ていく弟ももう十三歳、カカシ班の下忍だ。 「……」 つい「あー」「いー」を期待してしまったな。 鏡に映るイタチは相も変わらず表情のない、つまらなそうな顔で歯磨きを続けている。 * * * 一方のサスケ。 (くそっ、危うく「あー」「いー」をしちまうところだったぜっ) 顔を真っ赤にして廊下をどすどす横断中。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------- この歳の二人を書くのは初めてですが、13才反抗期のサスケのデレはいい!反抗期のデレ。ハンデレ萌え! PR