[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
サスケは時々俺の蒲団に潜り込んでくる。
普段から一緒の布団で眠りたがるけれど、突然潜り込んでくるときは大体「怖い夢」を見た時だ。
潜り込んできたサスケは俺の顔を確認すると決まって泣き出す。そして、「いた・・兄さんいた・・」と繰り返した。
「サスケ、また怖い夢か?」
「兄さんがいなくなっちゃう夢だった。すごくいやな夢だ」
そう言ってまたすんすんと鼻を啜った。
「大丈夫だ。俺はここにいるじゃないか」
そう言ってあやしてやると、幾分か落ち着き、次第にとろとろと眠りに落ち始める。
「にいさん・・どこにもいかないでね・・」
サスケが微睡みながらつぶやいた。
俺は、答えなかった・・
「どこにもいかないよ」と言えない兄さん。