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「絶対にチューしてはいけない24」
設定:21才暗部イタチ×16才中忍サスケ。同居実家暮らし。
縛り:ブラコンだけど、できてません。
ほっぺやおでこへのキスはセーフ。
ほぼほぼ毎日更新・企画恒例リレー小説!(イタチ視点:春壱、サスケ視点:式)
R-18表現含みます。
「また今度が早く、今、ほしい」
夜の帳にサスケの切実な思いが落ちた。
サスケを見つめる。サスケもおれを見つめ返す。
火立ての炎の揺らめきが彼の心の内のように、儚げに、しかし、情熱的に彼の瞳の奥に灯っている。
夕焼けの中で交わした口づけの余韻が、いまだに彼の中で燻っているのだろうか。
「サスケ」
名前を呼ぶと、その瞳が一瞬見開かれ、期待と不安を溶かした色に染まる。
おれの答えをじっと待つサスケの手を取り、引いてやると、サスケは短く「あ…」と声を漏らして、やがておれの腕の中におさまった。
まだしっとりと濡れた髪が、体から香る同じ石鹸の匂い、まだ若く、成長途中の体を抱きすくめる。おれの腕の中で、やはりどうしていいのかわからず固まっているサスケの髪をやさしく梳いて、その髪に口づける。
「兄さん、おれ…」
「うん?」
おずおずとおれを見上げるサスケの頬はほんのりと赤い。
そのまま顎をとり、口づけた。
「ん…」
サスケの手が行き場を探し、さまよい、やがて縋るようにおれの服をつかんだ。
その手に自分の手を滑り込ませ、指を絡める。
角度を変え、さらに深く口づければ、繋ぎ合った手をサスケがぎゅうっと握り返してきた。
息継ぐ合間に、舌を滑り込ませると、サスケの体がびくっと震えた。
「ぅんっ…ふっ…にいさ…んんっ…!」
言葉ごと奪うように、サスケの唇を覆い、逃げるサスケの舌を絡め取る。
ちゅっ、くちゅっと互いの舌の上で鳴る水音が恥ずかしいのか、おれの胸を押し返してくる。
その反応が可愛くて、いたずら心でサスケの舌を吸うと、絡めた指をいっそう強く握られた。
唇をはなすと、さきほどより頬を上気させたサスケがはあはあと苦しげにおれを見上げていた。
濡れた唇を指で拭って、額に口づける。
「サスケ、これより先もほしいか?」
その問いが何を意味するかサスケはわかるだろうか?
もちろん、サスケがわからなければここまでにする。
いやだと思うならそれ以上はしないつもりだった。だが、
「ほしい…兄さん。くれよ。今日はおれの誕生日だろ」
「そうだったな」
時計の針はとっくに日付を超えてしまったが、サスケがほしいというのなら与えたい。
めったに自分の思いを口にできないこの不器用な弟が、きっと、やっとの思いで紡いだであろう望みを掬い取ってやりたかった。
もう一度口づける。今度はサスケもすんなりと受け入れる。
サスケの腰を抱き、おれはサスケを畳に押し倒した。
動揺、ためらい、気恥ずかしさ。それらがまじりあいサスケの瞳の中で揺らめいていた。おれを見上げるサスケの頬を撫で、もう一度触れるだけのキスをする。
「ん、にいさん」
「サスケ、いやだと思ったら言えよ」
一体、今から何をするのか、おそらくサスケはよくわかっていないだろう。
一時の好奇心も彼の行動を駆り立てのかもしれない。だから、無理はさせたくない。
「いいな」というと、サスケはこくりとうなずいた。
顎、首筋にとキスを落としていく。ちゅっと音をたてて吸えば、サスケは「んっ」とくぐもった声を漏らした。シャツの裾から手を差し込めば、ひくんとお腹が堪えるようにへこむのがわかった。そのままサスケの肌に手の平を這わせていく。そして、胸の飾りを指の腹で弄るとサスケの体がひときわ大きく震えた。
「ふぁっやっ…にいさん!」
「サスケ、声」
とサスケの唇に人差し指を充てる。
こんなところを両親に見られたらただじゃすまない。それはサスケもわかっているからか、口をつぐむが、目はお前のせいだろうと抗議の色がにじんでいた。
「ふふっ、お前かわいいな」
火照った頬に唇を落とすと
「うるせぇ」
と顔をそむけてしまった。
ここにきてにゃんにゃん投入。すみません!
企画当初こんなことになると思ってませんでした。。。
ではではオチを式さんにパスだー!
ケーキおいしかった!