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概要:「NARUTO」女性向け二次創作テキスト共同サークル企画・連絡所  傾向:うちはイタチ×うちはサスケ

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06:原作沿い_幼少うちは兄弟(5才イタチと0才サスケ)

幼少うちは兄弟(5才イタチと0才サスケ)とミコトさん

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 普段は何でも一人でかんたんにそつなくこなしてしまう子が、
「母さん、教えてほしいことがあるんだ」
 と神妙な、それでいて何処かそわそわ落ち着かない顔をして訴えてきたときには、ほんの少しだけ驚いた。
 途中、何度も何度も、
「これでいい?」
「本当にこれでいい?」
 と似つかわしくなく眸をうろうろ訊ねてくるのは、普段は忘れてしまいがちな彼の本当の幼さをそっと思い出させてくれる。
 いつだって何だって人並み以上に当たり前に周囲の大人の期待に応えてきた彼は、弟の小さな手にぺたりと頬を撫でられ、
「サスケ、サスケ」
 それはそれは嬉しげに、雪解けの花が綻ぶように微笑んだ。


「良かったわね、サスケ。兄さんにだっこしてもらっているのよ」

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にいさん、サスケの初だっこ。

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04:うちはフガクの受難_小ネタ1(暗部21才イタチ×中忍16才サスケ)

木の葉平和パラレル「うちはフガクの受難」小ネタ

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■兄弟二人で服の買い物に来ました。

 イタチがこれからの季節の任務にちょうどいいと厚手の外套を手に取ると、しかし弟のサスケが「待て」とそれを止め、目を細めた。
「それ、あんたには袖が1,3㎝短いぜ」
「…そうか」
 瞬きひとつ。
 元に戻す。
 それから隣のサスケを見遣った。
「よく分かったな。まるでイタチ博士だ」
 するとサスケは当然だとばかりフンと鼻を鳴らす。
「分かるさ。おれはアンタを愛しているからな」



■そのとき居合わせた店員さんとお客さん
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工



■気にしないイタチとサスケ
「言うなあ、サスケ」
「もう、やめろよ、兄さん」

(  ´/∀`)σ)∀`)



■さらに居合わせた店員さんとお客さん
工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工

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受難小ネタ。

ところで、一日にして「愛している」縛りに挫折しました。
108個達成のために、「愛している」縛りを解きます。

108回兄弟愛をテーマにもりもり小ネタを書いていきたいと思います。
たまにシリアスも織り交ぜつつ。
明日は幼少兄弟か、ネタ系か…。

02:木の葉平和パラレル(暗部21才イタチ×中忍16才サスケ)

木の葉平和パラレル

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「サスケ。おれはお前を愛している」

 と向き合うイタチは真顔で言った。

 それにサスケはいやいやと口の端をひきつらせ答える。

「おれもイタチ、アンタを愛してるぜ」

「……」

「……」

 互いにしばし黙り合う。

 それからもう一度イタチは「おれはお前を愛している」とまるで言い聞かせるようにゆっくりと繰り返した。

 それにサスケはいやいやいやと口の端を更にひきつらせ語調を強める。

「だから、おれも愛してるって言ってるだろうが」

「……」

「……」

 じっとり見つめ合う。

 そうして徐に先に口を開いたのはやはりイタチだった。

「…おれはお前を愛している。だから、一番風呂の特権はお前に譲ろうと思うんだが」

 だがサスケも負けじといやいや、さらにもういっちょいやいやと首を往復させる。

「おれも兄さんを愛している。だから、いつも帰りが遅い兄さんにたまには一番風呂に入ってもらいたいんだよ」

「……」

「……」

 十二月を目の前にした古い家の風呂場はよく冷える。一番風呂なんかは極寒だ。出来れば洗い場も温まった二番風呂が望ましい。

 答えは出ない。

 不毛な見つめ合いがただ続く。

 それにいい加減しびれを切らしたのは夕飯作りに忙しい母だった。

「アンタたち、ばかなこと言ってないで早く入っちゃいなさい!」

 ぎらり包丁。

 その刃の凍えるような冷たさに兄弟は顔を見合わせ揃ってそそくさ風呂場へと逃げ込んだ。

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そして仲良くお風呂に入る。


年末まで宜しくお願いします。