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シリアスな本編の裏側で兄さんの本音はこんなだったかもしれない・・・
カッコイイ兄さんはどこにもいません。キャラ崩壊警報。
サスケ厨を盛大にこじらせた兄さんしかいません。
こんな兄さんは嫌だ~朝霧の帰郷編~ の続編です。続かないとか言いながら続いてしまった・・
それが暁から俺たちに下された至上命令。
うん。簡単にいうけど九尾って尾獣の中で一番強いんですけど・・!
「ちょっとジャンプ買ってこい」みたいなノリで言ってるけどすごく大変なんだよ?
しかも今ナルトには伝説の三忍の一人自来也がついてるし。超おっかねー。
病人にそんなことさせるか?暁超BLACK企業!!
「久しぶりだな、・・・・サスケ」
背後に懐かしい気配。
「うちはイタチ。アンタを殺す!!!!」
サスケだ。さっきは横目でしか見られなかったけどサスケだ―――(゚∀゚)―――――
!!!サスケサスケサスケ!!可愛い可愛いka wa i i !
大きくなったな。ちゃんと俺のこと恨んでるっぽい。憎んでるっぽい。
写輪眼も使えるようになっているみたいだな。
それでいい。
か、悲しくなんて・・ない。。。
鬼鮫がサスケと俺を見比べる。俺と同じ写輪眼、よく似た容姿に興味を示しているようだ。
可愛いだろう。
「俺の・・弟だ」
「うちは一族は皆殺されたと聞きましたが?アナタに」
あーー!!ちょちょちょ!!!それ今言うなよ!しかもサスケの前で!!
家族とか親戚問題って超デリケートなんだからさ!いろいろあったんだよ!あの頃の一族はさ!俺も仕方なくやったことだし。話すと長くなるし複雑だし俺の計画潰れるし。
もう!鬼鮫超KY!
「アンタの言った通り、アンタを恨み、憎み、そしてアンタを殺すためだけに俺は生きてきた!!」
サスケの左手に雷鳴と共に収束する光。
「千鳥?」
カカシさんの仕業だな。サスケ、日々強くなってるんだな。兄さんは嬉しいぞ。
でも師弟愛は兄さん認めないぞ!
サスケが左手の咆哮をそのままに、壁をぶっ壊しながら突進してくる。
サスケ、それじゃあ威力が下がるぞ。カカシさんもそこんとこ教えてくれなくちゃ。まったくもう!
力の差を見せつけなくてはいけないので、あっさり千鳥をかわしたら壁に穴が開いた。
どうしよう、修理代・・・
暁は超火の車だから絶対経費で落ちないよ。
俺の暗部時代の貯金は俺が死んだらサスケの口座に振り込まれることになってるから絶対使いたくない。
・・・木の葉の皆さん。お願いします。
今更だけど、一族への慰霊金ってことで!
数日後、身に覚え名のない請求書が木の葉を襲う!
木の葉経理部崩し!!
須佐能乎なんて宿らなくてよかったんだ
天照なんて使えなくていいんだ
月読だって・・・
写輪眼なんていらない
天才だなんて言われなくていい
ただ俺はサスケと平和に暮らせる未来がほしい
そのたった一つが手に入らない・・
「あ、雪!」
誰かがそう言った。
灰色の空からちらりちらりと落ちてきた天からの贈り物に、大人も子供も歓声を上げた。
今日はクリスマス。
(道理で寒いと思ったら・・)
イタチはマフラーを口元に引き上げた。
1週間前からサスケはそわそわと落ち着かない。枕元に靴下を吊り下げては毎日確認している。「クリスマスにならないとサンタは来ないよ」と言っても、待ち遠しい気持ちが勝ってしまうようで、次の日にはまた靴下を覗き込んでいた。その姿が愛しくて、クリスマスまで少しでいいから時間が早く進んでくれればいいのに、と思った。
イタチは腕に抱えた包をぎゅっと抱きしめる。家に帰ったらどこかに隠しておかなければ・・サスケは自分が帰ってきたとわかったら一目散に玄関まで迎えに来るので、家に入る前に裏口の物置にでもいったん隠しておこう。
家に入ると窓際でサスケが雪を見て大はしゃぎしていた。
母は洗濯物をいそいそと取り込みながら、浮かれた小さな息子の姿に頬が緩ませていた。
「サスケ」と呼びかけると目をキラキラさせた弟が抱き着いてきた。
「兄さん!雪だよ!雪!」
「そうだな」
「つもるかな?」
「どうかな?」
そう言うと、サスケは「つもらないかなぁ~」とつぶやいて窓の外を見つめた。
「イタチ、サスケを連れてケーキ取りに行ってきてちょうだい」
いまだ雪よりも早く積もった洗濯物の山を片付けながら母が言った。
「わかった。サスケ、ケーキ買いに行くぞ」
「ケーキ!!」
はしゃぐサスケにコートを着せ、帽子とマフラー、ミトンをつけてやる。おいで、と手を伸ばせば小さな手でイタチの手をぎゅっと握った。
降り出したばかりの雪は少しずつ屋根や街路樹を白く覆い始めていた。
この調子なら、サスケの望むように雪が積もるかもしれない。
「兄さん、サンタさんきょうくる?」
「くるよ。サスケがいい子にしてたらくる」
「うん。いいこにしてる」
その言葉の意味をわかっているのかいないのか、サスケは無邪気に笑った。
「サスケはサンタさんにプレゼントはなにを頼んだんだ?」
「きょうりゅう!みどりの、とげとげしたやつ!」
「そうか」
よかった、今日買ってきたもので間違いなさそうだ。
「兄さんは?なにをおねがいしたの?」
期待に満ちたキラキラした目で覗き込んでくる。
俺のほしいもの?
それは、きっともうずっと前からもらってる。
「まだ秘密だ。明日になったら教えてやるよ」
「えー!兄さんずるい!!」
ぽかぽかとイタチの腕を叩いてくる。
「こら、サスケ。いい子にしてるんだろ?」というとしゅんと黙る。
いつでもくるくると目まぐるしく表情を変えるサスケの姿は、いつでも胸の奥にぽつりと温かい火を灯し、イタチの心をじんわりと温めた。
サスケ、俺にとってはお前自身が俺の人生に与えられた最高の贈り物だ。
しゅんとしていたのもつかの間、サスケはショーウィンドウのクリスマスツリーに心を掴まれたようだった。
明日になれば、プレゼントを開けて満面の笑みを見せてくれる君に会える。
それだけでいい。
それだけで十分だ。
クリスマスすべり込みセーフ・・!ゼイゼイ
サスケが甘いものがだめになったのって兄さんが里を抜けてからだということにしてます。なのでここでのサスケはケーキにも喜びます。
甘いものを見ると、甘いものを好んでいた兄さんを思い出すから食べられなくなったんじゃないかなぁなんて妄想して萌えてます。
ここにきて更新速度落ちてます。すみません・・!
師走って忙しいんですね・・
シリアスな本編の裏側で兄さんの本音はこんなだったかもしれない・・・
カッコイイ兄さんはどこにもいません。キャラ崩壊警報。
サスケ厨を盛大にこじらせた兄さんしかいません。
高台から里を見下ろす。
まだ火がくすぶっているところがあるのだろうか。町のあちこちからもうもうと立ち込めている煙。
遠く金槌をふるう音が幾重にも聞こえる。里の復興が始まったのだ。
「故郷にはやはり未練がありますか?アナタでも」
隣で同じく里を見下ろしてい鬼鮫が問うてくる。
「いいや・・・まるでないよ」
なんてね。嘘です。あります。
めっちゃ懐かしいです。木の葉めっちゃ帰ってきたかったです。
だってもう5年も帰ってないんだよ?
しかも大好きなサスケおいてきてんだよ?
未練だらけにきまってるだろう、まったく。
昨日、鬼鮫と木の葉行って来いって言われて嬉しくてあんまり寝られなかったんだぞ。
しかし、守衛があんなにあっさり幻術にかかって眠りこけてしまうとは・・不用心なことこの上ない。セキュリティ何とかしろ。セ○ムの方がよっぽど優秀だ。
でもまあ、俺にあっさり警備を潜り抜けられたと知ればダンゾウも考え直すだろう。
あ、あと俺は生きてるから。
サスケに手出したら殺すから、マジで。
今回すごい月読考えてきたから。サスケに手を出したらお前にそれ使うから。
72時間ぶすぶすやるやつ!
情報収集もかねて茶屋に立ち寄る。
わかっていたけどこのコート目立つよね。
だってほら、さっきから視線めっちゃ感じる。
多分今頃つい○たーとかで「暁なうwwwww」とか言われてるぞ。
はー、しかしやっぱり木の葉の団子は美味しい。
他の里のはちょっと違うんだ。
お姉さん、持ち帰りに一包ください。
やがて、店先にカカシさんが現れた。
あ、ほらやっぱり気づかれた。ネット社会怖いな。
「ここでまちあわせしてんのよ。サスケとね」
あからさまにケンカ売ってるよなこの人。さりげなく俺に聞こえるように言ったよね?
サスケと茶屋で待ち合わせだとぉおおおおお!!!
許さん、兄さんホモなんて許さんぞサスケェェエエエ・・!!!
「カカシ、アンタが先にいるなんて珍しいな・・」
サスケキタァァアアアアア――――――(゚∀゚)――――――――!!!!
大きくなって・・!!大きくなって・・・!!(涙)
ああ、でもやっぱり線が細いな。ちゃんと食べてるのか?野菜とか。兄さんもうそれが心配で・・
「イタチさん」
上忍3人のお出ましに鬼鮫も何やら察したようだ。
「一時、離れよう」
今はまだサスケに会うわけにはいかないので俺たちは茶屋を後にする。
新しいコスチュームのサスケもっと見たかったのに・・ショボンヌ(´・ω・`)
後でデイダラから聞かされたが、やはり俺たちの目撃情報はつい○たーに上がっていたらしい。
「コート目立つwwwww 」「存在感自重しろwwwwwww」とか書かれていたらしい。
まったくいやな世の中だ・・!!
すみませんすみませんすみませんすみません!!
最近シリアス続いたのでちょっとブレイクしたかったんです。。
ブレイクしすぎましたが・・
朝霧の帰郷編とか書いてますが続きません(笑)
『歴史にたら、れば、はないんだよ』
その時代に起こったことはすべて必然だから。
起こすべくして起こった歴史の上に今がある。
だけど、それでも思わずにはいられないんだ。
もっと早く生まれていれば
駄々をこねて、困らせて、任務に出かける兄さんを引き留めれば
思わずにはいられない。
思わずにはいられないんだ。
サスケを突き動かすのは憎しみともう一つ、「どうしようのなかったこと」、「何もできなかったこと」、「知らなかったこと」への後悔なのではないかと。どうやっても手が届かないもどかしさが憎しみを増長させているのかも・・と思います。
任務を終え、イタチはシャワールームで汗と埃と血で汚れた体を洗っていた。勢いよく流れるシャワーを止めて、髪や腕の匂いを嗅ぐ。もうかれこれ同じことを3回ほど繰り返した。少し前まで聞こえていた他のシャワールームにいた忍び達はいつの間にかいなくなっていた。
ロッカールームで母が出かけに持たせてくれた着替えに袖を通す。住み慣れた家の匂いがして一時、心が穏やかになる。
すっかり日の落ちた里の大通りを一族の集落に向かって歩いていく。
夕飯時のせいか、あちこちからほっこりとしたいい匂いが漂ってくる。温かくて優しい時間だ。
いつもなら、こんな何気ない日常の出来事でしばし慰められたりするのだが、今日はそうもいかなかった。どんよりと肩にのしかかった闇がどこまでもどこまでも付き纏う。
今日、初めて人を殺した。
まだ手に残る、苦無が皮膚を破り、筋肉へ食い込む感覚。
人ではない何かに変わってしまったような恐怖と絶望。
自分がもう二度と帰れない場所へ来てしまったような気がした。
玄関を開けると、待ちかねたようにサスケが走ってきた。
「おかえり!にいさん!母さんがご飯できてるよって!いっしょにたべよ!」
満面の笑みでイタチに飛びつこうとするサスケを受け止めてやろうとして、やめた。
「すまない、サスケ。少し疲れたからもう寝るな」
そう言ってサスケの額をこついた。
背後で状況が呑み込めず、ぽかんとしているサスケの気配を感じたが、イタチは振り返らなかった。
ごめん。
ごめんなサスケ。
この手がただ抱きしめるためだけにあったらよかったのに。
兄さんは優しい人だから初めて人を殺した時は辛かっただろうなぁと思います。
でも実際兄さんが人を殺めたのっていつなんでしょうね?
サスケは時々俺の蒲団に潜り込んでくる。
普段から一緒の布団で眠りたがるけれど、突然潜り込んでくるときは大体「怖い夢」を見た時だ。
潜り込んできたサスケは俺の顔を確認すると決まって泣き出す。そして、「いた・・兄さんいた・・」と繰り返した。
「サスケ、また怖い夢か?」
「兄さんがいなくなっちゃう夢だった。すごくいやな夢だ」
そう言ってまたすんすんと鼻を啜った。
「大丈夫だ。俺はここにいるじゃないか」
そう言ってあやしてやると、幾分か落ち着き、次第にとろとろと眠りに落ち始める。
「にいさん・・どこにもいかないでね・・」
サスケが微睡みながらつぶやいた。
俺は、答えなかった・・
「どこにもいかないよ」と言えない兄さん。
前回はこちら
目の前にいたのは人気アイドルグループKNH48のサスケだった。
普段の女装とは違って、有名なメンズブランドの服をさらりと着こなしているサスケも色気があり、思わずどきりとした。
「悪い・・急いでて・・怪我はないか?」
サングラスを受け取りながら、俺を気遣ってくれた。なんて優しいんだ!
アイドルの素顔はステージ上での笑顔や愛嬌とは裏腹に、性格が悪いだの愛想が悪いだの高飛車だのと言われるが、サスケはステージ上と変わらず、優しくてかっこいい。
俺がサスケに見惚れていると、遠くから甲高い声が聞こえてきた。声のする方を見やると、何人かの女性があたりをきょろきょろしながら駆けてくる。
「やべっ・・なぁ、アンタ悪いけどちょっと付き合ってくれ」
「は?」
俺が応える前にサスケは高架下の薄暗い柱の陰に俺を連れ込んだ。
サスケが俺の手を握っている・・!!握手会でもないのに・・!
夢のようだ。いや、これは夢だな。こんなこと現実にあるはずがない。
いい夢だなぁ。
サスケは柱に背を預けると俺の腰をぐいっと引き寄せた。
夢なのにこのリアルな感触・・!!
「なっ・・!?」
「しー!合わせてくれ」
動揺する俺の唇に人差し指をあて、顔が往来から見えないように俺の左手を柱につかせた。そしてサスケは自身の右手を俺の後頭部に回し、ぐいっと唇が触れそうなくらいに引き寄せた。
「?!$#%&@*」
傍から見れば、高架下でカップルがキスをしているように見えるだろう体勢だ。
当たり前だがいまだかつてこんなに近くでサスケの顔を見たことがない。さらにサスケのつけている香水のいい匂いが鼻孔をくすぐり、俺の心臓は爆発寸前だし、思考回路はショート寸前だ。
バタバタとせわしない足音が通り過ぎていき、あたりに誰もいないことを確認すると、サスケは俺の頭から手を離した。
「すまなかった。ファンの女の子たちに囲まれて追い回されて困ってたんだ」
サスケは申し訳なさそうに笑った。
「いや、構わないよ。人気アイドルは大変だな」
俺がそう言うとサスケは苦笑いした。あ、可愛い。
「そうだ。今度お礼させてくれないか?」
「え?」
「今日はこれから仕事があるから無理だけど、今度食事でも」
そう言って微笑むサスケの顔を心のアルバムに貼りつけまくる。
って、いやいやいやいやいや!!!
今なんて言った?
お礼?なんの?食事?誰と?俺が?サスケと?
「そ、そんな・・俺はなにもしていない」
今を時めく人気アイドルの顔を眼前3センチ(イタチの目測)で拝めた上に触れてもらえたのだ。これはむしろ俺がお礼をしなければならないところだ。
「いや、ホントに助かったんだ。だから、な?」
とサスケは強請るように首を傾げた。
さ す が ア イ ド ル !
俺はサスケのこの人しぐさで完全にノックアウトだ。無言で何回も首を縦に振ってしまった。
「よかった。じゃあ、これ、俺のアドレスね。空いてる日、またメールして」
そう言ってサスケはメモを寄越した。
サングラスをかけなおし、キャップを目深にかぶったサスケは「じゃあ、もう行くから」と言って駈け出して行った。
残されたメモとサスケの走っていた方を眺め、俺はしばらくその場から動けなかった。
一体どういうことだろう。これは。
街中でサスケに会えただけではなく、触れられて、メアドゲットだと?!!??
夢だろ?なかなか醒めないけど、これは夢なんだろう?
頭上で環状線が通り過ぎていく轟音を聞きながら、俺はただ立ち尽くしていた。
しぶとく続けているドルオタ兄さん。
そしてまだまだ続きます。
時間は待ってはくれない。
それは等しく与えられた摂理。
どうあがこうとも時の砂は流れるし、どんなに願っても時は規則正しく時間を刻む。
それが等しく存在する摂理
それでもつい願ってしまう。
あともう少しだけ、と。
病気や万華鏡を使った目がどんどん悪くなって行く最中、兄さんは「もう少しだけ、体がもってくれればいい」と思いながら、来るべき日に備えていたのかな・・と。
前回の1年前くらいのお話。
理科の授業が終わると女子たちは要もないのにイタチの周りに群がる。
わかっていてもわからないふりをして質問しにいく奴、わかってもいない癖にわかったという奴。そんな奴らをいちいち相手にしてやってるからなんともお人好しだ。
バカバカしいな。
イタチがそんな奴らに目もくれないことはわかっている。
わかっていてもイラつくのだ。どうしようもなく。
今だって「あ!そっか~わかったぁ」などとはしゃいでいるクラスメイトの女子がこの上なく疎ましい。
なぜそんなにひっつく必要がある?
わざとらしくブラウスのボタンを二つ目まで開けてみたりして、浅はかなことこの上ない。
ふと、意地悪してやりたくなった。
がしゃんとガラスの割れる音。
一瞬で落ちてくる沈黙。
「ワリ・・落としちまった」
割れた、いや、割ったビーカーの破片を無造作にかき集めたら案の定、手を切った。
「誰かほうきとちりとりを!」
イタチが一寸、厳しい声を上げた。バタバタと面倒見のいい委員長が走っていくのが見えた。
「素手で拾う奴があるか。見せてみろ」
イタチが俺の腕を掴んだ。ぴりっと静電気のように体に走る甘い感情。
触れた場所から熱を持ち、もっと触れてほしいと波紋のように広がる欲求。
イタチは取り出したハンカチを手に当てて、破片が入っていないかと傷の具合を確かめている。その労わるような手つきに胸がきゅんと絞めつけられる。
「早く保健室へ。誰かに一緒に行ってもらうか?」
「いや、いい。大丈夫だ。一人で行けるよ、イタチ先生」
するりと掴まれている手を解いた。名残惜しいことこの上ない。
イタチを見つめる俺の眼に意図的な何かを読み取ったのか、一瞬、イタチは眉を顰めたが、俺は素知らぬ顔をした。
すれ違いざまにちらりと女を見遣ると、後始末に立ち回るイタチをつまらなさそうに見つめていた。
どうだ?
お前がどれだけ時間をかけてイタチの気をひこうとも、ご自慢の胸を披露しようと俺は一瞬でイタチの心を奪えるんだぜ。
零れそうになる笑いを噛み殺して、俺はこっそり舌を出した。
高校生サスケは兄さんが自分に兄弟以上の感情を持っているとは思っていないし、避けられていることもわかっているけれど、なんだかんだで自分のことは放っておけないらしい・・ということはわかってるっていう。
独占欲の強いサスケ好きですvvv
実は兄さんの方が独占欲が強いとなお萌えます。